5月 後半 国際腰痛学会(ISSLS)

5月13日-17日にかけて米国アリゾナ州、スコッツデールで国際腰痛学会があり、腰痛の臨床と基礎医学の最新の知見を得ることができました。当科から5題の発表がありました。スコッツデールは、日本から国際線10時間、国内線2時間のフライトで、メキシコの北にある、アメリカ東南部の地域で大変暑い、砂漠とサボテン、赤い山に囲まれた土地でした。
-16時間の時差と35度を超える高温、日中の日差しは相当強く、20分以上の外出はとても大変な状況下でしたが、持ち前の体力で皆元気に過ごすことができました。学会は、今年の採用率は全体で80%と割と高かったようですが椎間板変性の基礎、腰痛発症のメカニズム、疫学など演題は多様で、興味ある演題が多かった印象です。千葉大の高橋和久教授が主催していたため日本人の参加が多かったようです。
私どもの発表は、ヒト椎間板組織を用いた、PGEの抗NGF作用に関するもの、フラットバック、椎間関節、分離、変性すべりについて検討しました。学会中は、朝抄読会を行い、学会で学んだことと周辺知識を皆で討議しました。帰国後はこれらの知見を臨床に還元すべく努力をしたいと思います。

 

5月 前半 脊椎脊髄病学会

4月25日-27日にかけて沖縄コンベンションセンターで脊椎脊髄病学会があり、当科から13題の発表があり脊椎手術、病態の最新の知見を得ることができました。学会発表は通常ネクタイをして行うものですが、沖縄ということでクールビズまたはゆりかしというアロハシャツに似た服装での発表で行うとのことでしたが初日は雨で肌寒く、徐々に天気が回復し最終日にようやく沖縄に来たなという気がしました。 今年は高齢化社会となり腰曲りに悩む患者さんが増えている影響でしょうか、骨粗鬆症、ASD adult spinal deformityのアライメント矯正に関する報告が多かったという印象を受けました。宮本先生、依藤先生は初めての脊椎脊髄病学会参加でしたが、無事大役を終えご苦労さまでした。