脊柱後弯症では骨盤は代償性に後傾化するが、歩行時も骨盤が後傾したまま歩くわけではなく、
立位と歩行時では脊椎骨盤矢状面アライメントは異なることをわかってきた。

歩行時には著しく体幹が前傾する患者では、骨盤の前方への傾斜が歩行姿勢に大きな影響を及ぼす。

宮崎での日本運動器科学会で、歩行時脊椎矢状面アライメントの研究が東北大整形の小澤先生のグループより報告された。 歩行の持続によりSSが前方に傾き体幹が大きく前傾するため歩行能力が落ちる。 歩行時の骨盤前傾の予防が歩行能力改善に必要で、体幹深層筋群のリハビリテーション介入により歩行が改善するとのことでした。