当科は、2025年にポルトガル・リスボンで開催された International Skeletal Society (ISS) において、教育講演と一般演題の発表を行いました。

・教育講演
Nishida J, Ichikawa Y, Mimata Y.
ISS Sunday Course, Lisbon 2025
Epithelioid mesenchymal tumors – Out of this world, state-of-the-art
「Treatment of epithelioid mesenchymal tumors」

・一般演題
Tsuji H, Nishida J, Ichikawa Y, Yamamoto K.
SMARCA4-deficient undifferentiated tumor with TMB-high

西田教授は、国際的に注目される領域であるepithelioid mesenchymal tumorに関して、海外の教育講演に招聘され、最新の治療戦略について講演を行いました。世界各国から集まった専門家の前で講演を行うことは、当科の研究が国際的に高く評価されていることの表れです。
また、辻先生の発表は、この領域のWHO委員が多数出席するメインホール(第1会場)にて行われ、大きな注目を集めました。質疑応答では「肺原発の可能性」について質問がありましたが、辻先生は「転移の可能性は否定できないが、肺には病変を認めず、肩甲骨由来と考えている」と落ち着いて明快に回答し、質問者も深くうなずかれました。
西田教授による国際的教育講演と、若手医師による堂々とした学術発表の双方が実現し、当科の国際的な存在感を一層高める成果となりました。