2025年12月10日、東京医科大学 解剖学実習室において、第3回当科主催の整形外科 Cadaver Surgical Training(CST)を開催いたしました。今回も前回に引き続き、若手医局員を対象に四肢骨折に対するアプローチを中心とした実習を行いました。
はじめに、外傷Gの畠中より四肢周囲の解剖学的知識や骨折型に応じた治療戦略、皮膚切開のおき方についての講義を行い、その後2グループに分かれて実習を開始し、皮切から術野展開に至るまで、あらかじめ想定した骨折部位周囲の神経・血管束を一つ一つ丁寧に確認しながら手技を進めることができました。さらにscrewやplate固定、Kワイヤーによるピンニングなど、実践的な手技も体験することができ、実臨床に繋がる非常に有意義な研究会となりました。
本研修の開催にあたり、解剖学教室の河田先生をはじめ、多大なるご協力を賜りました教室員の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も、医局員にとってより実践的で有益な研究会となるよう、引き続き努めてまいります。来年も若手の先生のみならず臨床医全体の発展に貢献できるよう、畏敬の念を抱き実習に臨んでまいります。
畠中孝則


