2026年4月9日から11日の3日間、福岡にて開催された第69回日本手外科学会学術集会に参加させていただきましたので、ご報告いたします。

本学会は、1957年に創立された学会であり、日本国内の手及び上肢に関する疾病又は傷害に関わる患者、その家族、その他の治療、リハビリテーション等の援助を必要とする人々に対して、最新の医療情報とサービスを提供し、全ての人々が健康で文化的な生活ができる地域社会づくりと社会全体の利益の増進に寄与することを目的とされております。今回の学会は、『やさしい手外科-持続可能なスタンダードを目指して-』をテーマに開催されました。医療技術が日々進歩を遂げ、診断や治療法が高度化・複雑化する一方で、患者さんに寄り添う優しさと若い医師にも理解しやすいシンプルで持続可能な診療のあり方について考える機会となりました。

今回、当教室からは畠中先生、辻先生、長谷川先生、廣瀬の4名がそれぞれ演題を発表いたしました。日々の診療から得られた経験や治療成績について報告し、多くの先生方から貴重なご助言をいただくことができました。多くの発表や講演を聴き、大変有意義な時間を過ごしました。

私は今年2月から東日本手外科学会、肘関節学会と毎月学会に参加させていただき、今回の手外科学会が一区切りとなりました。外傷班のチーム長である畠中先生にご指導いただきながら、発表の機会を重ねる中で少しずつ学会発表にも慣れてきたように感じています。また、本学会には整形外科医のみならず形成外科の先生方も多く発表されており、これまでに参加してきた学会とは異なる視点から手外科診療を学ぶことができました。さらに、『やさしい手外科-女医編-』というシンポジウムも開催され、診療はもちろんのこと働き方やキャリアについても考える貴重な機会となりました。

今回の学会で得られたことを日々の診療や研究活動に活かしていきたいと思います。最後に、多忙な診療業務の中、木曜日、金曜日と学会参加のためお休みをいただきましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。


整形外科 廣瀬秀花