入局3年目の鈴木 章正(2019年 東京医科大学卒)です。

私は大学を卒業後、埼玉県にある市中病院での2年間の初期研修を終えて、2021年度に母校の整形外科へ入局をしました。

小さい頃からボールが友達であった私ですが、多くの怪我を経験してきたこともあり、いつからか整形外科医としてスポーツドクターになることを志す様になりました。
初期研修の際に、多くの診療科をローテーションしながら将来の進路を再検討しましたが、幼い頃からの夢であったスポーツドクターへの思いは揺るぎませんでした。
どこの整形外科に入局をするか悩み、様々な病院を見学しましたが、多くのスポーツドクターが在籍する母校に戻ることを決めました。

東京医科大学整形外科はスポーツ、関節、脊椎、上肢、腫瘍、外傷と、それぞれの専門分野に分かれて診療を行っております。
入局後初年度は本院で2ヶ月ごとに各グループをラウンドし、入局2年目は東京医科大学八王子医療センターにて1年間研修をしました。
八王子医療センターは3次救急病院であり、人工関節や脊椎など多岐に渡る中で、特に外傷に関しては多くの手術を経験しております。

自身の成長を感じることが出来ただけではなく、診断から手術、術後のフォローアップも含め、患者さんお一人ずつに対して向き合い、良くなっていく経過を拝見することが出来たため、改めて整形外科医としてのやりがいを感じることができた1年にもなりました。

また、院内の通常業務以外でも、試合への帯同や会場ドクター業務など、サッカーに特化したスポーツドクターである『サッカードクター』としても活動しております。全国のサッカードクターが集まるセミナーも年に2回開催されており、講義を通じてサッカードクターとしての知識が深まるだけでなく、他大学のサッカードクターと交流することで刺激をもらい、さらに士気が高まりました。

今年度は本院でスポーツグループと関節グループの一員として、一人前のサッカードクターを目指し、研鑽の日々を過ごしています。
お互いを高めあえる同期や、手厚く指導やサポートをしてくださる諸先輩方がいますので、東京医科大学整形外科に興味のある方や、私と同じ様にサッカードクターやスポーツドクターを目指している方も、是非一度見学にいらしてください。

写真:スポーツ・関節鏡グループ長の原口先生(右)と試合帯同
日本フットボールリーグ(JFL) クリアソン新宿 vsブリオベッカ浦安@国立競技場