現在,上肢・腫瘍班に所属する2017年度入局の市川裕一です.関節班と医局のムードメーカーとして患者さんからだけではなく,医局員皆から愛される岩城先生よりバトンを頂きましたので,今回僭越ながら担当させて頂きます.

私は2015年に東京医科大学を卒業後,神奈川県川崎市にあります関東労災病院で初期研修を行いました.研修中に整形外科以外の外科に興味を持つこともありましたが,自身が学生時代に野球で怪我をした経験と,トミージョン手術を受けた経験から当初から志していた整形外科へと進むことを決めました.初期研修を経て,学生時代からお世話になった諸先輩方の暖かさと熱意に惹かれ,母校の医局の門を叩くこととなりました.

また,現在はコロナ禍で活動休止となっておりますが,整形外科野球部の一員として現在でも野球に愛情を注ぎ,診療・研究・野球の3本柱で日々の生活を送っております.

私は,整形外科1年目は本院で各グループをラウンドした後,2年目は右田病院,3年目は熱海所記念病院と関連病院に勤務の後に,4年目より本院の上肢・腫瘍班に所属し,5年目の現在に至ります.また,臨床以外にも大学院生として,手の狭窄性屈筋腱腱鞘炎における腱の肥厚・抵抗性,滑走障害に関する基礎研究をご指導頂きながら行っております.

また,2019年9月にはISOLS(国際患肢温存学会)へと参加させて頂き,貴重な発表の機会も経験させて頂きました.学会の写真とギリシャの思い出の写真を添付させて頂きます.

※ISOLS @Athens

※ギリシャの思い出 世界一と言われるイアの夕陽 @サントリーニ島

さて,ここで上肢・腫瘍班の仕事を少し紹介させて頂きたいと思います.上肢・腫瘍班と称されておりますが,実際にはとても幅広い疾患を扱わせて頂いております.骨軟部腫瘍,手外科領域,肘関節疾患,肩関節疾患,そして足の外科領域と,非常に多くの疾患と向き合いながら,1人1人の患者さんに対して真摯に診療を送っております.また,転移性骨腫瘍などの領域では他科の先生方とも連携しながら診療にあたっております.
そして,2020年5月には当院に人工関節センターが立ち上がり,我々もその一部として,腫瘍型の人工関節や,手指,肘関節,肩関節の人工関節も取り扱わせて頂いております.

※現在の腫瘍班メンバー

最後になりますが,冒頭で触れた野球部についてもご紹介させて頂きます.整形外科野球部は現在コロナの影響の為,活動休止を余儀無くされておりますが,暖かい時期の週末を中心に心身の健康の為,和気あいあいと活動しております.活動休止になり早1年以上が経過しておりますが,活動再開できる日を心待ちにしております.