外傷班 ワンチーム!

今年度より外傷班に配属となりました、鎌田浩亮です。

2021年6月時点での整形外科医局及び班の活動をご報告させて頂きます。

私たちが扱う症例は橈骨遠位端骨折や大腿骨転子部骨折、小児の骨折といった、いわゆる「一般外傷」と呼ばれるものから、開放骨折、交通事故・高所からの転落等の高エネルギー外傷に伴う重症多発外傷まで多岐に渡ります。そのなかでも骨盤骨折、開放骨折や多発骨折、高度な粉砕骨折は、3次救急を扱う大学病院だからこそ経験できるものです。救急救命科と連携して対応し、Damage control orthopedics(DCO)の概念に基づき緊急で創外固定術を行うこともあります。外傷班は班長の東儀先生を筆頭に私 鎌田、松岡先生、元谷先生、鈴木先生の5人体制で活動しています。東儀先生は4年間外傷班を率いてきたリーダーで、優しくて頼れる医局の兄貴です。松岡先生、元谷先生は数年間市中病院に勤務して研鑽を積んできており、外傷班で更なる高みを目指しています。鈴木先生は今年度入局したフレッシュな逸材で、熱意と情熱に溢れる期待のホープです。そんな先生方と切磋琢磨しながら和気あいあいと、ワンチームで日々の診療・手術にあたっています。

当医局には外傷班以外にも関節班、脊椎班、腫瘍班、スポーツ班がありますが、班の垣根なく交流し、患者さんへのよりよい医療の提供を心掛けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外傷グループはこれまでにAO外傷コースや骨折治療学会主催のセミナーに複数回参加してきました。そこで得られた知見を、グループ内だけでなく医局全体に持ち帰り共有するようにしています。今年はコロナ禍により大規模な勉強会が中止されている状況ではありますが、6/19(土)には当医局にて「骨折治療 基礎セミナー AO法の基礎理論」を開催しました。また7/2~7/3には無事、第47回日本骨折治療学会学術集会が開催され、外傷班からは5人が筆頭演者として発表しました。

 

 

「骨折治療 基礎セミナー」では、我々外傷班が中心となり主に入局希望の先生方や若手医師に骨折治療の歴史や基礎をお話し、その後に実際の手術器具や骨モデルを用いたハンズオンセミナーを行いました。整形外科という分野に直に触れて頂けたと思います。

今後もこのような勉強会や説明会を開催する際にはお知らせします。それ以外の機会でも、当医局または整形外科そのものにご興味のある学生さん、研修医の先生方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。