今年から関節グループに所属しております関 健です。
2024年4月27日に弘前で開催された日本生体電気・物理刺激研究会で発表を行ったので報告させていただきます。

この研究会は毎年2-3月に開催されておりましたが、主幹校である弘前大学様の配慮で、東京から1か月遅れて桜のシーズンを迎える弘前で、さくらまつりに合わせて開催されました。
残念ながらもっとも多く植えられているソメイヨシノは先週が満開で葉桜となっていましたが、その他にも50種類以上の桜が植えられており、遅咲きの桜を学会前夜と終了後に眺めに行きました。
今回初めて弘前を訪れましたが、食事もおいしく、自然が豊富で、東京よりも外国人観光客が少なく、人も少ないので、2日間ですがゆっくりとした時間の流れを過ごすことができました。

研究会については超音波、ロボットリハビリテーション、振動刺激装置、電気刺激療法などジャンルが多彩でした。
発表者も医師だけではなく理学療法士、工学部などこれまで意見交換を交わしたことのない方々もおり、さまざまな視点から意見を聞くことができ考え方の幅を広げることができました。
私は今回「重症型血友病A患者に対する体外衝撃波治療」について発表を行っております。
血友病患者に対する侵襲を伴う治療は避けられる傾向にあり、エビデンスが十分でない治療も多く、エビデンスがあっても治療選択肢が狭められているのが現状です。
整形外科領域では近年、体外衝撃波や超音波ガイド下ハイドロリリースなど保存治療の選択肢が広がっています。
血友病患者さんに、どの治療が安全に行うことができ、どの治療の安全性が保てないかを評価し、多くの患者さんへフィードバックができればと考えております。

写真:
➀左から山本 謙吾教授、関 健、正岡 利紀准教授
➁➂弘前さくらまつりの桜