整形外科大学院4年生の依藤麻紀子先生が、平成26年度の東京医科大学医学部医学科同窓会の学術奨励賞に選考されました。
依藤先生は、OA膝関節における滑膜細胞を使用したNSAIDsの限界と慢性疼痛に関する基礎研究を山本教授と澤地先生の指導のもと行っています。NSAIDsとPGE2の存在下に炎症性サイトカインIL-1を加えたヒト滑膜細胞の反応をNGF, MMP, ADAMTSの発現や、MAP-kinaaseであるp38,JNK, ERKの反応をreal-time PCR法で遺伝子解析を, Western-blot法、ELISA法にてタンパク産生を解析しています。今後の関節疾患の退行性変化に対する治療に役立つことと思います。
写真は、朝のカンファ風景で中央が依藤麻紀子先生です。