2025年4月17日から19日にかけて、千葉県の幕張メッセにおいて第54回日本脊椎脊髄病学会学術集会が開催されました。本学会は北里大学の高相晶士教授が会長を務められ、「不撓不屈」をテーマに掲げておりました。

東京医科大学脊椎グループからは、私を含む5名の医師が研究発表を行いました。私は「Prognostic Factors for Conservative Treatment in Dropped Head Syndrome」というテーマで発表させていただき、フロアからの質問やディスカッションを通じて、今後の研究へのさらなる示唆を得ることができました。

学会全体としては、Unilateral Biportal Endoscopy (UBE)に関するセッションが特に盛況であり、脊椎外科領域における低侵襲治療への関心の高まりを実感しました。当医局でも西村先生、上嶋先生を中心にUBE手術を積極的に取り入れており、今後の更なる臨床応用と発展が期待される内容でした。

最後に、多忙な診療業務の中、学会参加の機会をいただきました東京医科大学整形外科学分野の諸先生方、ならびに戸田中央総合病院の関係各位に心より感謝申し上げます。

2021年度入局 小林昂之