2026年5月に英国ロンドンで開催された 41st Annual Meeting of the Cervical Spine Research Society-Europe(CSRS-Europe 2026) において、東京医科大学整形外科学分野から口演1題、ポスター2題の計3演題を発表しました。
CSRS-Europeは、頚椎外科領域における世界有数の国際学会であり、欧州を中心に北米、アジアから多くの脊椎外科医・研究者が参加します。
当教室は、近年重点的に取り組んでいる 首下がり症(Dropped Head Syndrome: DHS) に関してオピニオンリーダーとして紹介され、近年の研究成果を報告しました。
発表演題
【口演発表】
- Contrast-enhanced MRI grading of nuchal ligament injury reveals structural failure associated with sagittal head imbalance in INEM dropped head syndrome
【ポスター発表】
- Fusionless Nuchal Ligament Reconstruction and Stabilization for Dropped Head Syndrome: A Short-Term Outcome Study
- Residual cervical extension capacity determines prognosis in isolated neck extensor myopathy–related dropped head syndrome: A two-position prone radiographic assessment
これらの研究では、首下がり症の病態解明、MRIを用いた新たな診断法、さらに頚椎可動性を温存する項靭帯再建術の有用性について発表し、多くの参加者から質問や意見をいただきました。
国際学会での交流
学会期間中は欧州・北米・アジアの脊椎外科医と活発な意見交換を行い、成人頚椎変形や首下がり症診療に関する最新知見を共有しました。
また、安佐市民病院の藤原先生ならびにCSRS-Europe学会ホストのImperial College Healthcare NHS Trust(インペリアル・カレッジ・ヘルスケア・NHSトラスト / 脊椎脳神経外科コンサルタント )の Ahmed Ibrahim 教授 とも交流し意見交換を行うことができました。
東京医科大学整形外科学分野で学ぶ魅力
当教室では、日常診療だけでなく、国内外への積極的な研究発信を重視しています。若手医師や大学院生も国内学会・国際学会で発表する機会が多く、臨床と研究の両面から成長できる環境が整っています。
脊椎外科領域に興味のある学生・研修医の皆さんの見学を歓迎しています。
東京医科大学整形外科学分野教授 遠藤健司




