早いもので桜の季節となりました。3月で関先生(2年間)、小西先生(1年間)が脊椎班のラウンドが終了となりました。お疲れさまでした。合併症のある重症患者さんの多い手術が続き、病棟管理から手術まで大変だったと思います。皆で朝から協力しあいながら頑張りました。難治症例を先輩に流すだけでなく、「自分で解決する力」を身につけてもらいたいと思って教育しました。脊椎疾患と言われる患者さんは、教科書に載っていない困難を抱えている方が多いです。教科書やインターネットに載っていいないから、患者さんの心の問題に違いない、何でもかんでも僕はわからないから専門の先生に送ろう、では医師としての実力は永遠につきません。まず、自分で勉強し、自分の考えを持って診療にあたることが大切です。わからないことは、調べて相談する。誰もが知らない不明の痛い、歩けない、の原因を、わかることから調べてみて、Next Betterを探して、Bestを発見する。そしてそれを科学的に分析して医学にしてゆくということが大切です。山本教授のもと、さまざまな専門の整形医局の先輩達、粟飯原先生、鈴木秀和先生、澤地先生、脳神経外科の深見先生という英才な講師陣に恵まれた環境のもと学べるのが脊椎班の自慢です。
タフにこつこつと考え、努力を積み重ねる、その時、その日の連続が、医師としての豊かな人生となってゆきます。人の幸せと自分の願いが重なったとき、深みのある幸福となります。
写真は、朝の勉強会(おにぎりカンファ)の風景です。新しい旅立ちに幸せあれ。