東京医大整形外科は、三浦教授の時代からZukker fatty ratを使用した基礎研究から今給黎教授、 山本教授の現在の臨床研究に至るまで毎年30年以上の歴史で厚生労働省科学研究費補助金による 難治性疾患政策研究事業(脊柱靭帯骨化症に関する調査研究)に所属しています。 近年の研究成果の発展はめざましく、疫学調査のほか、遺伝子治療にもとづいた創薬の研究、 脊髄障害に対するtractographyによる定量的評価、転倒リスクと転倒による悪化など予防的治療 についての検討もなされています。 東京医大は、頸椎OPLL多施設前向き手術成績調査、びまん性特発性骨増殖症(DISH)に伴った 脊椎損傷の調査、圧迫性頚髄症手術前後の転倒による症状悪化に関する検討の3つのsubgroupに 参加して検討を進めています。 不幸な転倒や軽微な事故による脊髄損傷を予防し、麻痺が起きてしまった人が安全な手術を 受けられるよう研究を重ねています。 今回は、御茶ノ水の東京医科歯科大学(大川教授)で6月25日(土曜)に行われました。