教育スケジュール
脊椎班手術手技スケジュール
後期研修医:ミエロ、ルートブロック、縫合
出張病院で一般整形手技
脊椎1年目前半:腰椎椎弓切除(助手)、PPS(助手)
脊椎1年目後半:困難な腰椎椎弓切除(助手)、頚椎椎弓形成術(助手)、PPS(術者)
顕微鏡(助手)、MED(助手)、ヘルニコア
脊椎2年目:容易な腰椎椎弓切除(術者)、腰椎固定術(術者)、
頚椎椎弓形成術(術者)、SCS(硬膜外刺激)
出張病院で一般整形手技の術者
専門医以後
脊椎1年目:胸椎(術者)、頚椎前方固定、変形の強い腰椎椎弓切除(術者)、
頚椎後方固定術(術者)
脊椎2年目:MOB(術者)、顕微鏡手術(術者)、腰椎前方、OLIF
ここまでの術者は、指導医のもとで行うことができる範囲
卒後10年目:脊椎一般手術(研修医と行える)。
卒後15年目:脊椎特殊手術(紹介される医師となる)
研究、教育
後期研修医:症例報告
脊椎1年目、2年後:英文論文
Subspecialityの選択
生化学的基礎研究、慢性疼痛、軟骨変性
バイオメカ、姿勢、体幹変形、サルコペニア、骨粗鬆症研究
OPLL研究、脊髄損傷研究、コンドリアーゼ研究
リハビリ、転倒、運動機能、歩行分析
電気生理研究、エコーガイド下ブロック
内視鏡、顕微鏡手技
インプラント(スクリュー)の適応開発
集談会応募までの手順
指導者よりもらった症例の候補をあげ、教授と相談
指導者と相談して題名の候補を3つあげて、教授と相談
(和文、英文文献を必ず添付して)
題名が決まったら、共同演者を指導者と相談して、葉書で応募する。
症例発表に病理は重要です。あらかじめ、症例の病理診断した医師に連絡をとって
発表することと、共同演者となってもらうこと、病理標本を選んでもらって、スライド用にして、内容を教えていただくことのお願いをしておいてください。
スライドの作り方
症例報告
発表の目的は、めずらしい疾患、治療経験を多くの医師に共有することで今後の診断、治療の役立ててもらう、聞き手にとって示唆に富む内容を含むことが重要である。
パワーポイントで
構成
- 表紙(演者を筆頭first author、実際に指導した人が次second author、総括した人が最後、他は若い順でその臨床、研究に関わった人に了解を得て書く)
- はじめに(背景)
- 症例呈示(経過は簡潔に)
- 手術
- 病理
- 考察
- 過去の報告(複数のキーワードを使用して漏れのない内容で検索)
- 鑑別診断
- 病態(疾患に対する考察と症例に対する考察を行う)
- 今回の症例における、問題点(診断)
- 今回の症例における、問題点(治療)
- 新しく得られた知見を整理
- 結語
・口演発表時間の目安は400字詰め原稿用紙1枚が、約1分強である。5分の口演時間であれば、読み原稿(1枚400字で)4、5枚くらいだとゆっくり読める。
後抄録
発表終了後に会場で提出する。
題名、所属、演者、共同演者
症例 歳。主訴は、で始まり・・最後は結語を簡潔に800字で
発表後6か月以内に論文指導者に論文原稿を提出してくだい。それ以降のものは、古くなって、新知見が入って内容が変わってしまう可能性があります。
関東整形災害投稿規定 注意(よく間違える点)
題名:明確な表現が望ましい(何々に関する研究という長いタイトルは良くない)
著者名と数:多施設研究を除いて、数名以内が望ましい(演者を筆頭first author、実際に指導した人が次second author、総括した人が最後、他は若い順でその臨床、研究に関わった人に了解を得て書く)
Key words: 論文が何に関するものか、どういう分野のものか、論文を効率的に検索できるよう、漠然としたものは避ける
構成
- 表紙:題名、著者、Key word、所属、連絡先、別刷り希望
- 本文:症例、患者、主訴、現病歴、家族歴、入院時現症、手術所見、考察、結語
- 文献
- 図説説明
- 図・表
注意点:
原稿にはページ番号を書く。
著者の書き方 依藤真紀子 YORIFUJI Makiko のように書く
連絡先は、自宅でなく大学医局
本文中の図の引用は ( )。と句読点と接する場合はその前に
JOAスコアは、日本整形外科学会腰痛疾患治療成績判定基準(JOAスコア)書く
文献の引用は、abc順で、著者を一人、書いてほかとする。
雑誌名は、雑誌の表紙にある正式略語、たとえば臨整外、関東整災誌などを正確に書く
正式名称がわからなかったら、図書館に聞くようにする
著者:題名.雑誌名号数:ページ.年号.と正確に書く
完成したと思ったら、必ず読み返して誤字脱字が無いのを確認してから指導者に提出する。