2022年に石井 賢先生のもとで第1回の首下がり研究会が発足して、

第3回の首下がり研究会が無事、東京医大が担当して無事、終了しました。

プログラムは下記で、さまざまな最先端の知見を得ることができました。

○第1部:DHSに対するさまざまな症例(9:00-10:30)
座長:石井賢(New Spineクリニック東京整形外科)
    船尾陽生 (国際医療福祉大学整形外科)
  
  1) 首下がり症候群の特徴的QOL低下          上嶋智之(東京医科大学整形外科)
2) DHSの入院治療の効果と限界              國吉祥汰(熱海所記念病院整形外科)
3) 椎弓形成術後に発生したDHSのMRI画像  佐藤菜乃初(広島市立安佐市民病院整形外科)
4) 首下がり症候群に対する保存療法の有効性と限界      草野和生(九段坂病院整形外科)
5) 20代で発症したDHSのリハビリテーション 西永絢美(松岡整形外科内科リハビリテーション)
6) 首下がり症に対してハローベストを行うことで手術を回避できた症例について大江慎(浜松医科大学整形外科)
7) 頚部ジストニアによる頚椎後弯に対する 矯正手術にて複数合併症を経験した一例 世木直喜(名古屋大学整形外科)
8) DHSに対する項靭帯形成術の経験         村上欣(広島市立安佐市民病院整形外科)
9) 棘突起骨折をともなった首下がり症の経験         長山恭平(東京医科大学整形外科)

○第2部:DHSの早期診断(10:40-11:40)
座長:工藤理史 (昭和大学整形外科)
西村浩輔(東京医科大学整形外科)

1)DHSの腹臥位頚部伸展テストと治療経過    佐野裕基(東京医科大学リハビリテーション)
2)DHSのX線診断の特徴と限界             山村亮 (昭和大学整形外科)
3)DHSのMRI画像診断               上原太郎(東京医科大学整形外科)
4)DHSのエコー診断           佐藤菜乃初(広島市立安佐市民病院整形外科)
5)DHSの病期と歩行分析              坂下孝太郎(筑波大学整形外科)

第3部
座長:石井賢(NewSpineクリニック東京整形外科)
國府田正雄 (筑波大学整形外科)
 
1)頚椎椎弓形成術後に発症したDHSの病態と予防  國府田正雄(筑波大学整形外科)
2)頚椎椎弓形成術後の後弯変形/DHS–予測因子の可能性とこれからの課題– 藤城高志(大阪医科薬科大学整形外科)
3)筋温存式椎弓形成術にも拘わらず術後早期にDHSを来たした1例 新村高典(横浜南共済病院整形外科)
4)ELAP後に生じたDHSの検討        船尾陽生(国際医療福祉大学整形外科)
5)頚椎椎弓形成術後後弯に続発した胸腰椎後弯による首下がり増悪例:胸腰椎と頚椎の2期的な矯正固定術の治療経験
              牧聡 古矢丈雄 井上雅寛 賀康浩 稲毛一秀 折田純久 大鳥精司(千葉大学大学院医学研究院整形外科学)
6)ELAP後の首下がりに対する項靭帯形成、制動術   遠藤健司(東京医科大学整形外科)
7)ELAP後に発生した首下がり症に対する治療経験     宮本裕史(神戸労災病院整形外科)

○特別講演(13:30-14:30)
「首下がり症の外来診療(診断と保存的治療の実際)」
演者:遠藤健司(東京医科大学整形外科)
座長:吉井俊貴(東京科学大学整形外科)

○第4部:首下がり症の保存療法(14:40-15:40)
座長:宮本裕史 (神戸労災病院整形外科)
水谷潤(東京女子医大八千代医療センター整形外科)

1)DHSの病期と治療選択          石井賢(New Spineクリニック東京整形外科)
2)DHSの薬物療法の実際                船尾陽生(国際医療福祉大学整形外科)
3)DHSの外来リハのストラテジー 浦田龍之介(New Spineクリニック東京リハビリテーション)
4)DHSの外来リハのストラテジー        石山昌弘(東京医科大学リハビリテーション)
5)DHSの外来リハと介護保険     池戸和也(松岡整形外科内科リハビリテーション)
 
○第5部:首下がり症の手術適応と術式(15:50-16:50) 発表6分、討論4分、全体討論10分
座長:三原久範(横浜南共済病院整形外科)
吉井俊貴 (東京科学大学整形外科)

1)DHSに対する項靭帯形成、制動術の適応と限界    遠藤健司(東京医科大学整形外科)
2)胸腰椎由来のDHSの診断と術式選択          工藤理史(昭和大学整形外科)
3)首下がり症の術式方法に関して最近の症例を中心として 水谷潤(東京女子医大八千代医療センター整形外科)
4)DHSに対するShort fusion固定術の適応     宮本裕史(神戸労災病院整形外科)