第48回日本股関節学会学術集会

2021年10月22日,23日と奈良県コンベンションセンターで開催された第48回日本股関節学会学術集会にて発表させていただきました.今回,奈良県総合リハビリテーションセンターと奈良県立医科大学整形外科学教室が主催となり,当初は現地開催も検討されておりましたが,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からWEB配信も併用するハイブリッド開催となりました.幸いにも緊急事態宣言は解除されましたが,私はWEBで参加させていただきました.
東京医大からは4演題が採択されており,私は「急速破壊型股関節症における全脊椎矢状面アライメントの検討」というタイトルで発表させていただきました.同セクションではHip-spine syndromeや急速破壊型股関節症に関する発表が多く行われました.残念ながらWEB発表となってしまいましたが,現地参加されている先生からもいくつか質問をいただき,有意義な討論が出来ました.急速破壊型股関節症に関してはいまだに分かっていない事も多く,他大学の先生と情報を共有することで,今後の研究の方向性をより明確にすることが出来ました.
新型コロナウイルスの影響でこれまでも多くの学会がWEB配信併用で行われています.主催者側も参加者側もWEB形式の経験が増えてきていることもあるのか,皆さまトラブルなくスムーズに発表出来ておりました.全プログラム対象のオンデマンド配信があり,聴くことができなかった発表も後で聴くことができるのは大変ありがたいですが,やはり現地参加での臨場感は何ものにも代え難いです.新型コロナウイルスの終息を願いつつ,また現地参加できる機会を楽しみにしています.