Vol. 3に続き、またscrubの話です。
こちらのscrub inするための手洗いは、ブラシで洗ったり、アルコール消毒のみだったり色々で特に決まりはありません。自分は、日本での習慣でブラシを使った手洗いをしていましたが、いかにもアメリカぽい合理的なブラシだったので報告します。
なんと写真のようにすでにブラシに各消毒液が塗してあるのです。日本だと消毒液ボトルからブラシに垂らしてから泡立てて使う必要があり、少ないと泡立ちが悪かったり、またボトル交換時にノズルが不潔になったりして、いくつか疑問がありました。そんな中、このブラシを見た時は目から鱗でした。日本で使用できるか(使っている施設があるか)はわかりませんが、ブラシユーザーにはぜひおすすめしたい商品です。
手洗い後は、ope室に入り、ブラシ手洗いの場合、手が濡れている状態なので“I’m wet.”と言うとscrub nurseが清潔タオルを渡してくれます。アルコール消毒の場合、“I’m dry.” と言います。
手袋のはめ方は、クローズド法、オープン法、アシスト法などありますが、HSSではアシスト法でした。日本でアシスト法はあまり経験がなく、またscrub nurseによって手指の入れ方などに色々こだわりがあり、最初指が上手く入らず、まるで4年生のオスキー試験のようでしたが、慣れるとscrub nurseとの一体感が得られる気がして心地良いものでした。
皆さま、オスキー試験の気持ちはいつまでも忘れずに。。
初心忘るべからずと誓うNYの夏でした。
石田常仁