1下旬 江川誠一郎先生

今月から、江川誠一郎先生が脊椎班に加わりました。腰部脊柱管狭窄症の脊椎矢状面アライメントで学位をとった強力な補強人事です。学会においても彼の論文はよく引用されています。都立大塚で経験したことを活かして脊椎班を盛り上げてくれると思います。 写真は、早速脊椎手術を鈴木秀和講師の指導のもとに行っているところです。

1下旬(2) ウチクン

ウイグルから東京医大の大学院を卒業したウチクンの近況が届きました。
「中国の新年は1月の末ぐらいで最近は患者がとても多いようです。毎日遅くまで働いています。今、ウルムチ市の気温は-25°ぐらいでこんな寒さがとても慣れていません。」
少し日本語が変になってきましたようですが、頑張っているようです。
将来、また一緒に研究できるといいですね。

 

1上旬 痛みの研究

新年あけましておめでとうございます。今年も脊椎班をよろしくお願いします。 この数年、痛みの研究の進歩は著しく、臨床の場においても今までNSAIDsだけであった薬物療法が、プレガバリン、オピオイド、抗うつ薬、抗不安薬、ノイロトロピン、アセトアミノフェノンなどが系統的に使用されるようになりました。先月、神戸で日本運動器疼痛学会が開催されましたが、東京医大からは村田先生がPG剤の慢性疼痛予防に対する薬理的効果、遠藤が外来における慢性疼痛の対処について発表しました。なかなか原因のわからない痛み、対処が難しい疼痛があります。ただ患者さんに脊椎からの痛みでありませんと話すだけでなく、治療の方向性と疼痛の対処について一緒に考えることが大切だと思います。