クリーンルーム
整形外科の手術は、器具(人工関節、インプラント、内視鏡、顕微鏡など)が多く、多くの場所が必要です。 また、骨や関節は感染に弱いためクリーンルームが必要です。 手術前には、しっかりと手洗いをして手術に臨み、広い手術室でなる …
脊髄腫瘍
大学病院は、一般病院で治療するのが困難な難治症例や稀な疾患を担うのが大きな仕事の一つです。 多くのスタッフで支えられているため、グループ間、他科との共同で1人の医師では解決しきれない事を遂行することができるからです。 脊 …
APOA 2014
遠藤は、脊椎セッションを中心に参加してきました。 鈴木秀和先生が留学でお世話になった、Vaccaro先生の慢性腰痛に関する講演で、アメリカにおける慢性腰痛の医療費は手術費の7倍となっているが、手術が非手術に比較して、また …
Eurospine 2014
フランスのリヨンで開催されたEurospine 2014に鈴木先生と西村先生が参加してきました。 会場は脊椎アライメント研究の総本山であるフランスのリヨン、学会長はアライメント研究の第一人者であるLu Huec先生、また …
ドライラボ
大学病院では毎年新人スタッフが多く入ります。 そのため新人教育は大切な仕事のひとつとなります。 先日、頸椎と腰椎も模型を使用してインプラント手術をパラメディカルの人達に学んでもらうためのドライラボが開かれました。 最初に …
ロコモチィブシンドローム
歩行障害は、整形外科で対処するもっとも大きなテーマのひとつであると言えます。 整形外科手術の多くが、歩けなくなった、という理由で手術を決断することが多いからです。 Locomotorとは歩行運動のことで、20年前、私が大 …
後期研修医と脊椎班
整形外科は、全身の運動器を扱うためあつかう身体の範囲、種類が最も広い科です。 整形外科新入医局員(後期研修医)の最初の1年は、まず全体を経験しなければならないので、脊椎、関節、腫瘍・手の外科、スポーツ、外傷を経験するため …
日本脊椎インストウルメンテーション学会
8月29,30日に浜松で日本脊椎インストウルメンテーション学会が開かれました。 高齢化社会を反映し、成人脊椎変形の矢状面アライメントに関する発表が多く大変勉強になりました。 特に、若年成人を対象としたCone of ec …
脊髄終糸症候群と腰椎椎間板ヘルニア
脊髄終糸症候群(Tight Filum Terminale; 以下TFT)と腰椎椎間板ヘルニア(以下LDH)はともに腰痛と下肢痛を主訴とし20~30代に好発するためその鑑別が必要である。しかしながらTFTは従来診断方法が …
2014年7月
7月後半 Flat backと立ち上がり動作 姿勢変化が原因で腰痛が発生することは良く知られているが、近年脊柱矢状面アライメントの理解が股関節を含めた骨盤を基準として考えられるようになり、アライメント異常が腰痛におよぼす …
2014年6月
6月後半② 大理石病のX線像 下記は、集談会で東儀先生が発表した内容からの引用です。 ラグビージャージスパインを記憶してください。 大理石病は、破骨細胞の機能不全により石灰化軟骨が未吸収のまま残存し、全身の骨が硬化する遺 …
2014年5月
5月後半② 初期研修 今月は、初期研修医の岩城先生が、歩行分析について立派なプレゼンをしてくれました。医師になって最初の2か月間を整形外科ですごし、いろいろな出来事が忘れ得ぬ想い出となることだと思います。研修発表は、歩行 …
2014年4月
4月後半2 Pierre Roussouly先生 先日行われた日本脊椎脊髄病学会で、フランス、リオンのPierre Roussouly教授の講演がありました。Roussouly先生は、脊椎矢状面アライメントの草分けで論文 …
2014年3月
3月後半 広島より濱崎先生 春らしくなってまいりました。病因の周りにも梅の花が咲き始めています。このたび国立呉医療センターの濱崎先生(広島大)が研修医の病院紹介の機会に東京出張があり、東京医大に手術見学にきていただきまし …
2014年2月
2月後半 頸椎症の最近の話題(椎弓形成術後の後弯) 頸髄症に対する椎弓形成術は、多椎間にわたる狭窄に対して不安定性を発生することなく頸椎の可動域を温存できるすぐれた手術方法であることが知られています。椎弓切除に比較して後 …
2014年1月
1下旬 江川誠一郎先生 今月から、江川誠一郎先生が脊椎班に加わりました。腰部脊柱管狭窄症の脊椎矢状面アライメントで学位をとった強力な補強人事です。学会においても彼の論文はよく引用されています。都立大塚で経験したことを活か …
2013年12月
12月下旬 最少侵襲手術 小さな創での手術を行っています。 たとえば、腰椎椎間板ヘルニアでは親指が入るくらいの傷口で内視鏡を使用した手術を、椎体骨折では、約5mmの空洞の針から人工骨やハイドロキシアパタイト、セメントで骨 …
2013年11月
11月下旬 ペインと脊椎の合同カンファ 東京医大と警察病院の麻酔科(ペインクリニック)と脊椎グループでの合同カンファが行われました。難治性疼痛の患者さんの痛みと治療を検討しながら、それぞれの痛みに対するアプローチに関する …
2013年10月
10月下旬 インスト研 10月25日、26日に高知で開催された日本脊椎シンストルメンテーション学会に参加発表してきました。学会名にあるように器具を上手に使用して手術を治すことがメインの学会なので、MISよりスクリュー使用 …
2013年9月
9月下旬 脊椎固定術後遺残性腰痛 最近の依藤先生の研究で、脊椎固定術後の遺残性腰痛に対する新しい知見がありました。1椎間固定後に発生する腰痛は胸椎後弯に影響され、2椎間以上の固定は腰仙椎のフラットバックに影響されるという …